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高齢者施設・住宅の種類と特徴 2 [シニア・住宅]

●介護付き有料老人ホーム

都道府県から「特定施設入居者生活介護」事業者の指定を受けた
有料老人ホーム。ホームの職員が24時間生活支援や介護を行って
くれる。一般的にケアマネージャーも所属しており、ケアプラン作成から
介護までトータルに行う。介護費用の自己負担額(1割)は要介護度により
定額となるので、安心である。


●シルバーハウジング

バリアフリー化や手すり、緊急通報システムを設置し、生活援助員の
配置などのサービスがついた公営賃貸住宅。収入により家賃が決まる。
生活補助員は必要に応じて生活指導、相談や安否確認、緊急時の
対応、一時的な家事援助などの日常生活支援を行う。入居対象者は
60歳以上の単身または夫婦の世帯。

●サービス付高齢者向け住宅

2011年10月20日から施行された、「サービス付高齢者向け住宅制度」
により、今までの高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)、高齢者専用賃貸住宅
(高専賃)、高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)の3つの住宅が一本化された。
また、有料ホームも基準を満たせば登録が可能となる。登録基準は
床面積(原則25㎡以上、供用スペースがある場合は18㎡以上)、トイレ・洗面設備
の設置、バリアフリー化、安否確認や生活相談といったサービス提供、前払い家賃
等の返還ルールおよび保全措置が講じられている。など
多くの場合、介護に関しては、外部の介護サービスを利用する。

高齢者施設・住宅の種類と特徴 1 [シニア・住宅]

高齢者向けの施設・住宅については、種類も多くまたその違いも非常に
分かりにくいという声をよく聞きます。そこでそれぞれの施設・住宅の
特徴を簡単に説明していきます。

●ケアハウス
個室でプライベートを確保しながら生活することができます。
公的な助成や収入に応じた助成制度も利用できることから
比較的低額で入居することができます。「自立型」と「介護型」が
あり、自立型は要介護度が高くなった場合に、退去しなければ
ならないケースもある。介護型は施設のスタッフによる介護サービス
を受け、基本的に週末まで暮らすことが可能であるが、重度の医療が
必要な場合や、認知症が進んでいる場合などに対応できない
施設もある。

●特別養護老人ホーム
入居条件は、65歳以上で常時介護を必要とし、自宅では適切な
介護を受けることが困難な人。全国に約6,000施設あり、40万人
以上の人が入所している。地方自治体や社会福祉法人が運営主体
となっており、比較的安価で入所できることから、非常に人気が
高く、現在約42万人もの待機者がいる状況となっている。
要介護度が高く、緊急性の高い人から入居させており、介護度の
低い人の入居は難しい。住居費については、前年度の所得によって
減免を受けることができる。

●住宅型有料老人ホーム
個室と食堂や娯楽施設等の共有スペースからなり、食事等の
生活支援サービスが提供される。各個室は基本的にキッチン・
バス・トイレ付で、一般的なマンションの雰囲気である。
介護が必要となった場合も住み続けることは出来るが、介護は
別契約で外部の介護サービスを利用することとなる。
要介護度が重くなった場合に、介護サービスの利用が増え
介護保険で賄いきれないと言った状況になる可能性もある。

※日本FP協会発行 FPジャーナル10月号より一部引用・抜粋

シニアライフをどこで暮らすのか [シニア・住宅]

シニアライフを考えていく上で、非常に大きなポイントとなるのが
「どこで暮らしていくのか」という問題です。できることならば、住み慣れた
自宅で自立した生活をしていく事を望まれている方が多いと思います。
しかし、現実には高齢になるにつれて高まってくる、健康や認知症などの
問題を避けて通ることはできません。介護や他の人の支援をどう受けるか
について考え、準備を進めておく必要があります。

今回は、自宅で生活をしていく上でのポイントについて考えます。

自宅でのシニアライフを考えていく上で、第一に考えなければ
ならないのは自宅の立地環境です。
高台にあって、坂や階段が多い場所であったり、近くに商店などがなく
日用品の買い物にも車が必要であるといった場合、加齢とともに
足腰が弱くなってくると、どうしても出かける事が面倒になります。
自宅にこもりがちになることは、要支援・要介護への状態へ進んでいく
事を早めてしまう可能性があります。
また、私の住む札幌のような冬に雪の多い地域などでは、戸建住宅
の場合、雪かきなどの問題もあります。
将来的にどのような問題が起こる可能性があるのかを、もう一度
確認しておきましょう。

次に住居のリフォームについてですが、玄関周りや室内の
段差などの解消を考えていく必要があります。高齢者の家庭内事故
の原因のひとつが転倒・転落です。思いもよらない事故を防ぐ為にも
早めの改修を行っていく必要があると思われます。
 それから室内の手すりの設置です。廊下・階段・トイレ・浴室・玄関
などにそれぞれ必要となります。
 また、将来車いすを使用することを想定した場合に、玄関ドア、室内ドアを
引き戸に変えておくことも検討する必要があるかと思われます。

これらのリフォームについては、各市町村などでの助成金などの
支援もあるので確認をしておくとよいでしょう。
ちなみに札幌市では、札幌市住宅資金融資制度という無利子で融資を受ける
ことができる制度があります。

札幌市住宅資金融資制度(平成24年1月31日まで)
http://www.city.sapporo.jp/toshi/jutaku/03reform/yuusi/yuusi.html

最後に高齢単身者の場合の自宅生活のポイントを見て行きたいと
思います。最近の世帯事情を見てみると、一人暮らしの高齢者世帯が
急増しています。離れて暮らす家族と、何かあった場合にどう連絡を取り合うのか
について話し合っておく必要があります。またご近所同士のコミュニケーション
も重要になってきます。今まであまりなじみのなかった人も、できるだけ
地域の会合・イベントに参加するなどして近くに頼れる人を作っておくと
安心です。
 その他では、地域の支援センターや各自治体の福祉窓口など、なにか
困ったことがあった場合にどこに相談すればよいのかを確認して
おくと安心です。
最近では、高齢単身者をサポートする為の「見守りサービス」を
行っているNPOなどもありますので、情報収集しておきましょう。

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